2025年9月9日
久米仙酒造初の挑戦。「那覇蒸留所 シングルモルト ニューボーン2025」に込めた想い

いつも久米仙酒造をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
いよいよ明日、久米仙酒造にとって新たな一歩となる「シングルモルト ニューボーン2025」が発売となります。
これまで泡盛、そしてライスウイスキーを通じて挑戦を重ねてきた久米仙酒造が、ついに初めて手がけるシングルモルト。そこにはどんな想いが込められているのでしょうか。
今回はその誕生に込めた想いについて、ブレンダーの松村工場長に取材をしました。
今回シングルモルトウイスキーを製造するに至った経緯を教えてください。
シングルモルトの製造については、以前から社内でも度々議論されてきました。
ただ、まずは「ライスウイスキー」という新しいジャンルを浸透させることが先決だと考えていました。発売から4年が経ち、ライスウイスキーの価値が広く受け入れられた今、次なる挑戦としてシングルモルトの発売を決断しました。

これまで泡盛やライスウイスキー、 そして日本米ウイスキーを販売してきましたが、これらの商品と比べて難しかった点などはありましたか。
これまで扱ってきたお米と違い、麦芽を糖化させる工程では慣れるまでは本当に試行錯誤の連続でした。実際に県外のウイスキー蒸留所まで足を運び作り方を学んできたり、戻ってからも何度も工程を繰り返すことで、安定した製造を行うことができるようになりました。
こだわり抜いた国産モルト
海外産のモルトが主流になっている中で、あえて国産の麦芽を選びました。そこに沖縄の環境で育まれる熟成が加わることで、国産モルトならではの奥行きと、沖縄ならではの個性が調和して、これまでにない味わいを楽しめるウイスキーに仕上がりました。
未来を感じられる一杯
「那覇蒸留所 シングルモルト ニューボーン2025」は、完成形ではありません。
むしろこれからの成長を存分に期待していただける、伸びしろを味わうための1本です。沖縄の気候で育まれる熟成は、ほかのシングルモルトにはない個性を与えてくれます。グラスを傾けるたびに、「この先どう進化するのか」と想像を膨らませながら楽しんでいただければと思います。
今後の展望
「まだまだ挑戦したいことがたくさんある」と松村工場長。
酵母を変えての製造、異なる樽での熟成、そして複数原酒のブレンド…。新たな可能性を探り続け、シングルモルトの世界をさらに広げていく決意を語ってくれました。

◆商品概要
商品名:那覇蒸留所 シングルモルト ニューボーン 2025
容量:200ml
アルコール度数:50度
販売価格:4,950円(税込・送料無料)
本商品は店頭販売は行わず、通信販売のみでご購入可能です。
製造本数:1,200本
品目:ウイスキー
発売日:9月10日(水)10時
沖縄の地から生まれる、新しいシングルモルトの物語。
その第一章を刻む「那覇蒸留所 シングルモルト ニューボーン2025」を、ぜひご自身のグラスで確かめてみてください。