【成田佑美選手インタビュー】ボクシングとの出会いはヒーローインタビュー

いつも久米仙酒造をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

先日ブログにてご紹介したプロボクサーの成田佑美選手。
2020年の第4代日本女子ミニマム級王者、2021年の第7代OPBF東洋太平洋女子ライトフライ級王者を獲得する実力の持ち主です。

今回は、成田佑美選手のこれまでのキャリアや試合への抱負についてお伝えします。

成田佑美選手が練習拠点としている兵庫県姫路市の木下ボクシングジム。

リングにてスパーリングを行う成田佑美選手。
ジム内でリズミカルに響く音と、初めて目にするスパーリングに緊張が高まります。

−ボクシングを始めたきっかけを教えてください。
成田佑美選手:もともとは趣味としてボクシングを始めました。でも、トレーナー江口さんの現役時代の試合・チャンピオンのヒーローインタビューを見たときに、感動したんです。「ああ、自分もボクシングで日本一になりたい」って。そう思ってからは、プロボクサーを目指して練習に励みました。

−ボクシングを続ける上で大事にしていることはなんですか?
成田佑美選手:一番大切なことは続けること。これまで上手な選手をたくさん見てきましたが、みんな途中で辞めていってしまうんですよね。諦めなければ、チャンスはあると思います。というのも、私がボクシングを始めたのは23歳で、一般的な選手と比べると早いスタートとは言えないんです。それでも「王者」の座を獲得できたのは、自分を信じてボクシングのみに集中した結果だと思います。プライベートでさえも、ボクシングに集中したいために友達や家族と会わないようにしていたくらいです。なので、なにをするにしても「続けること」と「覚悟」が大事だなと常々感じます。

―地元兵庫県の加古川市立日岡山体育館で行われる試合には特別な想いがあると伺いました。
成田佑美選手:今回、地元での試合開催が実現できたので、これまで応援してくれた方々への感謝を伝えたいです。試合を通して、恩返しができたらと考えています。
また、応援に来てくださる会場のみなさまに「ボクシングっておもしろいんだ」と思ってもらえるような試合をしたいです。

緊張の中で始まった取材でしたが、スパーリングをしている時の雰囲気とは一転して、
成田佑美選手の柔らかな人柄にふれ、リラックスしてお話を伺うことができました。

質問に対して、飾らないありのままの想いを伝えてくれる姿勢に、自然と緊張もほぐれ、成田選手の魅力的な世界観に引き込まれていきました。

この魅力こそが、多くの人々を惹きつける成田佑美選手の真の強さなのでしょう。

試合情報:

日程: 2024年6月29日(土)
場所: 加古川市立日岡山体育館
住所:兵庫県加古川市神野町日岡苑25
試合開始時間: 12時30分