2026年9月11日
樽、熟成、香り。2026年の原酒が持つ個性とは
いつも久米仙酒造をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
先日ご紹介した2026年のNEWBORNですが、いよいよ製造も佳境に入ってまいりました。
今回は、それぞれの個性を引き出す「樽と熟成」そして実際の「香りと味わい」に迫ります。
異なる樽から生まれた、2つの個性
今回のSINGLE MALTに使用したのは、
First-Fill Bourbon Barrel × Ex-Islay Barrelの2種類。
異なる樽で熟成したモルト原酒を組み合わせることで、それぞれの樽が持つ特徴を重ね、複雑さと奥行きのある味わいを目指しました。
一方、SINGLE GRAINは、
Spanish Oak STR → Refill Bourbon Finish
Spanish Oak STRで熟成した後、Refill Bourbon Barrelへ移し、さらに熟成を重ねています。
熟成の途中で樽を変えることで、香りと味わいに変化を加えながら、グレーン原酒の個性を引き出しました。
異なる樽の個性を掛け合わせたSINGLE MALT。
樽を変え味わいの変化を重ねたSINGLE GRAIN。
それぞれ異なるアプローチによって、2026年の2つのNEWBORNが形になりました。
テイスティングで感じる、香りと味わい
那覇蒸溜所 SINGLE MALT WHISKY NEWBORN 2026 #1

香り
スズランを思わせる、繊細で爽やかな花の香り。クリームのようなやわらかな甘さに、小豆を思わせる穏やかな香りが重なります。奥にはほのかなミネラル感があり、すっきりとした印象を感じさせます。
味わい
白ごまやきな粉を思わせる、香ばしくやさしい味わい。煎った豆や穀物のような香ばしさに、クリーミーでまろやかな甘みが重なります。後半にはほのかな塩味が現れ、味わい全体をすっきりとまとめます。
余韻
香ばしさとともに、出汁を思わせるうま味を伴ったほのかな塩味が残ります。白ごまやきな粉のような香ばしさが穏やかに続き、すっきりとした余韻へ。
NEWBORNならではの若々しさも感じられ、今後の熟成によって甘みや香ばしさがどのように深まり、それぞれの要素が調和していくのか期待が膨らみます。
那覇蒸溜所 SINGLE GRAIN WHISKY NEWBORN 2026 #1

香り
小豆や落雁、マロンペーストを思わせる、和菓子のような穏やかな甘い香り。そこに梅のような酸味や、サトウキビを思わせる自然な甘さが重なります。
味わい
バニラクリームやカスタードを思わせるなめらかでやさしい甘みが広がります。そこに木酢を思わせるほのかな酸味と、黒葡萄の皮のような心地よい渋みが加わり、甘さだけに寄らない落ち着いた味わいです。
余韻
やわらかなタンニンとともに、和菓子を思わせるほのかな甘みが穏やかに残ります。余韻は軽やかですっきりとしており、樽由来の酸味と渋みが静かに消えていきます。水を加えることで甘みがよりやわらかく広がり、、ゆっくりと杯を重ねたくなる味わいです。
モルトとグレーン、それぞれの原酒と樽が生み出した異なる個性。
ぜひ飲み比べながら、その違いを感じてみてください。
9月15日(火)発売

試行錯誤を重ねながら形になった、2026年の2つのNEWBORN。
「那覇蒸溜所 SINGLE MALT WHISKY NEWBORN 2026 #1」
「那覇蒸溜所 SINGLE GRAIN WHISKY NEWBORN 2026 #1」
2026年9月15日(火)より発売いたします。
沖縄・那覇蒸溜所で育った2つの個性を、ぜひお楽しみください。