- トップ
- 久米仙酒造について
久米仙酒造について
久米仙酒造の想い
酒に十の徳ありという言葉があります。
(百薬の長、延命の効あり、旅行の食となる、寒さを凌げる、持参に便利、憂いを忘れさせる、身分に関係なく貴人と交際できる、労苦を癒す、誰とでも仲良くできる、独居の友となる。)そして、沖縄において「酒の十徳」を支えてきたのが、泡盛です。泡盛は「古酒づくり」という素晴らしい文化のもとにつくりあげられた「沖縄の宝」。
しかしながら、その素晴らしさが沖縄の若者のみならず、県外の方々にも知られていません。久米仙酒造はこの泡盛の美味しさ・楽しさ・素晴らしさを沖縄に留まらず、全国に、そして世界に常に発信する存在となり「お客様の豊かな今と未来」をカタチづくる一助となりたい。そう考えております。
豊かな「今と未来」をつくる
一歩進んだ泡盛づくり
泡盛は、日本最古の蒸留酒でありながら、戦争の影響もあり「泡盛づくりの文化」がいつ途絶えてもおかしくない状態でした。その中でも、この素晴らしい文化が途絶えなかったのは、先達の「泡盛の新しい可能性を求めた挑戦」があったからです。
久米仙酒造は、創業者から受け継いだ「伝統を大切にしながら、泡盛の新しい可能性を求めて一歩進んだ泡盛づくり」をモットーに、これからもチャレンジを続けてまいります。そして、久米仙が発展することで、泡盛業界の新しい可能性もリードする、ひいては沖縄の経済発展にも貢献する。そんな会社を目指しています。
ご挨拶
“一歩進んだ泡盛づくり”
ようこそ久米仙酒造 公式ホームページへ
久米仙酒造株式会社代表取締役の比嘉洋一です。
弊社は1952年創業。
創業者の平良正蔵、2代目平良正諭輝より3代目を2016年に
引き継ぎました。名前からもお気づきになると思いますが、
私は久米仙酒造に1994年に入社した社員でした。
入社後、約8か月で泡盛業界では初の海外生産拠点中国内
モンゴル自治区ウランホト市の内蒙古万楽醸造有限公司へ
管理者として単独赴任いたしました。
当時は『入社8か月の新入社員に工場管理を任せるなんて、なんてワイルドな会社だろう。』と思ったのを覚えております。以後10年間沖縄と内モンゴルを行き来しながら、現地での工場管理だけでなく、経理、人事など試行錯誤を繰り返しながらではありますが、会社経営のノウハウを勉強することが出来ました。普段ではできない経験が、今に活かされています。そして創業の平良家より会社経営を引き継ぎ、泡盛業界初、製造出身の社員である私が2016年に会社代表となりました。まさに久米仙酒造の創業時からのモットーである『一歩進んだ泡盛造り』の精神を実感しながら、チャレンジ精神に溢れた会社運営を引き継いで、これからも久米仙酒造を盛り上げていきたいと思っております。
代表取締役 比嘉 洋一
久米仙酒造の社内文化
業界一、社長の扱いがザツな会社
ある泡盛業界を詳しく知る方から、久米仙酒造は「業界一、社長の扱いがザツな会社」という言葉をもらいました。
この言葉を私はいい意味でとらえております。それは私が社員出身であることにも原因があると思いますが、社員と代表の距離が近く何でも相談してくれます。中には社長に頼むことじゃないだろ、ということまで相談を受けたりしますが、しばらくは兄貴的な立ち位置で会社運営に臨み、常に革新を続ける会社をつくっていきたいと考えております。
会社概要
Kumesen Syuzo Co.,Ltd.
Higa Yoichi
TEL:098-832-3133(代表) FAX:098-854-1759
TEL:03-3291-7771 FAX:03-3291-7772
- ・三井食品株式会社
- ・国分グループ本社株式会社
- ・株式会社イズミック
- ・ヤマエ久野株式会社
- ・三菱食品株式会社
- ・ジーマ株式会社
- ・那覇酒類販売株式会社
- ・沖縄工業商事株式会社
- ・南島酒販株式会社
事業所紹介・アクセス
本社
〒902-0074
沖縄県那覇市字仲井真155番地
TEL:098-832-3133(代表)
FAX:098-854-1759
- バスでお越しのお客様
- 那覇空港「国内線旅客ターミナル」より系統152番イオンモール沖縄ライカム線・イオンモール沖縄ライカム行にて「国場」乗車約17分、久米仙酒造まで徒歩約2分
※バスに関しては色々な経路がある中の一例です。
東京支店
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-7-16報道ビル6F
TEL:03-3291-7771
FAX:03-3291-7772
蔵人紹介
-
<醸造責任者>
松村和幸
Kazuyuki Matsumura“最年少醸造責任者、知られざる挑戦”
沖縄県生まれ。2007年に久米仙酒造株式会社入社。
醸造責任者に抜擢。
久米仙酒造のブレンダーとして、世界の品評会で数々の賞を受賞 -
<製造部 工場部門 課長>
平良勇雄
Isao Taira“泡盛で、人を繋げたい”
沖縄県生まれ。高校卒業後、久米仙酒造株式会社に入社。
精製も蒸留も充填も、あらゆる業務に精通し、全体管理を行う。 -
<製造部主任・精製担当>
小波本直和
Naokazu Kohamoto“ゼロコンマ以下の正確さを
日々積み重ねる”沖縄県生まれ。2004年久米仙酒造株式会社入社。
精製担当。機材のメンテナンスから樽の管理まで、あらゆる業務を行う。 -
<製造部 製造一課主任 仕込み担当>
下地栄純
Eijun Shimoji“丁寧に、丁寧に、泡盛を造り上げる”
沖縄県生まれ。5年間のもろみ酢製造担当を経て、
現在は仕込み担当主任。泡盛マイスターの資格を取得。
原材料のこだわり
-
お米
お米はインディカ種のお米を使用しております。インディカ種のお米は温暖な沖縄でも黒麹づくりに適した水分調整がしやすく、伝統的に使用されています。 以前は砕米を使用しておりましたが、現在では食用に利用される良質なインディカ種のお米(丸米・まるまい)を使用しています。
他社は依然、砕米を使用しているところも多いですが(砕米の方がお米の表面積が多くなり、麹づくりと管理が容易なため)、弊社は、丸米を使用することで以前よりも、よりお米の甘みを感じられる味わいになりました。
また、新しい取り組みとして、米作で日本遺産となった熊本県菊池地方の良質なヒノヒカリを原料とした「日本泡盛」を造りました。今後、全国各地の生産者の顔が見える良質なお米を求め各地域の特色のある「日本泡盛」のシリーズ化を目指しております。 -
水
お水は上水を濾過処理して使用しております。沖縄のお水というと石灰質の多い硬水を想像されると思いますが、那覇地域のお水は沖縄北部の良質な河川より取水されており、硬度60以下の軟水でお酒造りに適したお水となっております。
-
麹(こうじ)づくりへのこだわり
泡盛の大きな特徴は黒麹(くろこうじ)、全麹(ぜんこうじ)づくりです。 これは原料のお米をすべて黒麹を使用した麹にするということ。泡盛の独特の甘みと香りはこの黒麹(くろこうじ)由来のものです。 良い麹(こうじ)を作り上げるためには良い蒸米を造らなくてはいけません。よい蒸米を造るためには麹(こうじ)づくりに適した水分量が必要になります。
-
毎日計測、毎日調整
そこで弊社は毎日原料、蒸米、出来た麹(こうじ)の水分を計測し、蔵人がその日の状態に合わせ浸漬(しんせき)時間、水分散布量、蒸気量を調節し、より優れた麹(こうじ)づくりを目指しています。
-
製造工程へのこだわり
泡盛づくりは、全工程のうち1つの工程でも落ち度があると、
求めている酒質のお酒を造ることができません。
特に、泡盛の大きな特徴である黒麹づくりは味わいを決める最重要な工程。
このため、出来上がった黒麹(くろこうじ)を活かすためにも、
弊社では発酵温度の管理、蒸留温度の管理、貯蔵、和水など細心の注意を
払って酒造りに臨んでいます。 -
品質管理へのこだわり
品質管理に関しては、以前アサヒビールから発売された「島思い」の委託製造を受けいていたこともあり、帳票類、作業マニュアル等の整備も行い、常に安心、安全なお酒造りを目指しております