2024年12月19日
久米仙酒造を紡ぐ10人の蔵人―お酒と共に想いを運ぶ蔵人
いつも久米仙酒造をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
「伝統を大切にしながら泡盛の新しい可能性を求めて一歩進んだ酒づくり」をモットーに、業界の常識に捉われず「沖縄から世界へ」新しい挑戦を繰り広げる久米仙酒造。そんな久米仙酒造を紡ぐ10人の蔵人にスポットを当て、彼らの想いやこだわりを紹介していきます。
第7回目となる今回は、営業担当の佐久川徹(さくがわとおる)さんをご紹介。
沖縄県石垣島出身の佐久川さんは、久米仙酒造に入社して13年目。久米仙酒造でのキャリアのスタートは、東京支社からでした。現在、沖縄本社に異動して約2年になりますが、県内外を問わず全国の営業を担っています。前回紹介した古藤さんいわく、「佐久川さんは全国の営業に関することなら全て把握している頼れる先輩」とのこと。そんな佐久川さんの営業という仕事への想いを伺いました。
久米仙酒造の看板を背負う営業担当
―1日のスケジュールについて教えてください
午前中は主に県内業務、午後は県外業務に取り組んでいます。県内業務では営業先を回るほか、商品のピッキングや配送、さらに「OKINAWA BLUE」の店頭に立つこともあります。午後の県外業務では、取引先の発注状況確認や新商品の案内、また新商品開発にも携わっています。さらに、物産展やフェスへの出展も大切な業務の一つです。
―沖縄県内県外問わず対応されているんですね!営業活動で特に大切にされていることはなんですか?
常に「久米仙酒造の看板を背負っている」という意識を持っています。県外営業は私一人なので、久米仙酒造の営業担当といえば自分。いい意味でも悪い意味でも覚えられやすいですよね(笑)だからこそ、営業先だけでなく普段の行動にも気を配っています。また、問屋、酒販店、飲食店といったそれぞれの取引先に応じたアプローチも心がけています。
営業の難しさ
―沖縄にいながら離れた地域のお仕事を進める難しさはありますか?
2年前に沖縄に移動するにあたって、直接お客様にお会いしてやりとりができないことへ不安はありました。でも、コロナ禍でオンライン対応が普及していたこともあり、県外との連携は取りやすかったです。ただ、オンラインでは伝わらないものもあると感じているので、月1回ほど東京に出張し、可能な限り直接足を運ぶようにしています。
―確かにオンラインが一般的になりましたよね。その中で、営業先の方との信頼関係を築く秘訣は何なのでしょうか?
やっぱり「誠実さ」がカギだと思っています。「あたりまえ」といわれることを続けるのって実は難しいと思うんです。だからこそ凡事徹底を常に意識する誠実さが、おのずと信頼につながると考えています。
―最後に、お客様へ伝えたいことはありますか?
物産展などで1年ぶりにお会いするお客様が私の顔を覚えていてくれたり、「ありがとう」と声をかけていただける瞬間は、大きなやりがいにつながります。そして私自身も、46の泡盛酒造所の中から久米仙を選んでくださるお客様に「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。
「沖縄と久米仙酒造が好きだから続けてこられた」と語る佐久川さん。今日も久米仙の看板を背負い、笑顔で営業先へ向かいます。
次回はお客様とお酒を繋ぐ蔵人を紹介
次回は、お客様とお酒を繋ぐ蔵人 勢理客頌乃さんです。
佐久川さんは勢理客さんについて、「久米仙のお酒の魅力をお客様につたえようと常に頑張ってる人だよ。」と教えてくれました。
次回、おたのしみに。