2019.10.17

泡盛と合う料理を楽しむ! 第3回「泡盛女子座談会」IN東京

「もっと泡盛のことを知ってほしい!」という思いを胸に、泡盛好きな女性たちが集まる「泡盛女子座談会」。

第1回(https://kumesen.co.jp/magazine/11/ )では、泡盛を好きになったきっかけを、第2回(https://kumesen.co.jp/magazine/13/)では古酒の魅力を大いに語っていただきました。

初の東京開催となる今回のテーマはーー

泡盛に合う料理

泡盛を使った料理

お酒を気軽にお家で楽しむには美味しいお料理が欠かせないということで、料理家さんを招いて「泡盛に合うお料理」を教えてもらうとのこと!

みんなで料理を作りながら、食べながら、飲みながら、泡盛の魅力を語り合っている様子をレポートしていきたいと思います。

参加者紹介

下向依梨

今回の座談会の主催者。大阪出身スイス育ちの泡盛大好き女子。その泡盛愛は、沖縄県内のすべての酒造所を見学して回ったほど。イベントでPRをしたり、泡盛の歌を唄ったり、「泡盛ガール」として様々な角度から泡盛の魅力を伝えています。

下向:みなさん、今回もよろしくお願いいたします!それではさっそく、今回参加してくださるメンバーを簡単にご紹介していきますね。

山口祐加

下向:山口さんは、お料理教室もやっている料理家さん!つい先日まで、沖縄の私の家に泊まっていました。生活の質が上がるような、とっても素敵なお料理を作ってくれるんですよ!

山口:今日は泡盛に合うお料理ということで、4種類用意してきました。使うのは、都会の小さなスーパーにも売っているような身近な食材。みんながお家で簡単に再現できるよう考案したので、ぜひ覚えていってくださいね。

冨永咲

下向:咲ちゃんは2代目ミス薩摩焼酎として、SNSなどで焼酎の魅力を発信している女の子!私が「泡盛ガール」なら彼女は「焼酎ガール」です。

富永:今は、上野にある「かくれ架BASE」というコミュニティスナックで、鹿児島産をはじめとする焼酎の魅力をPRしたりもしています。いろんな地域のいいものと人を繋げていくというコンセプトでやっている場所なので、そこで泡盛の魅力も伝えていけたらいいなと思ってます!

西由良

下向:由良ちゃんは沖縄出身。沖縄でも若い女の子だと、泡盛に抵抗がある人も少なくないんだけど、彼女は県人会で「泡盛大好きなんです!」って語ってて。「それならぜひ!」と、この座談会に来てもらいました。

西:私、小さい頃から父と母が泡盛を飲んだ後の残り香を嗅いで、「なんて美味しそうなんだろう。私もいつかこれを飲める日が来るんだな」と思いながら育ったんです。泡盛が大好きになったのは、二十歳になって、生まれ年の古酒を飲ませてもらった時から。今でも沖縄に帰省したときは、家族3人で飲んでいます!

1品目:「ゴーヤと玉ねぎのサラダ」

山口:じゃあ、まず一品目! 東京でも買える沖縄食材「ゴーヤ」を使ったサラダを作りますよ。生のゴーヤとタマネギにシラス合わせて、沖縄で買ってきたシークワーサーを絞ってドレッシングにします。シークワーサーが手に入らないときは、レモンやすだちで代用してもOKです!

西:うわ〜。めっちゃツヤツヤしてておいしそう!

冨永:ゴーヤってビタミンCが豊富っていいますよね。女子に嬉しい!

さっぱりグビグビ飲めちゃう!鯨で作る「レモンアワー」をペアリング

下向:このサラダに合わせるのは「鯨」の炭酸割!1杯目ということで、ゴーヤの苦味にも合うし、さわやかな「レモンアワー」にしたいと思います。

西:レモンアワーってなに???

下向:焼酎を炭酸で割ってレモンを絞る「レモンサワー」ってあるじゃないですか。これは泡盛で作るから、「レモンアワー」なんです!泡盛はグラスに指3本分くらい注いでもらって、炭酸と、レモンは2個くらい入れてもいいですね。

一同:女子会スタート!かんぱ〜い!!

西:泡盛のレモンアワーって初めて飲んだけど、めっちゃ美味しい。泡盛のイメージが変わりますね。初めて飲む人でもこれなら抵抗なくいけそう!

冨永:すごく甘いですよね。なんでこんなに甘みが出るんだろう?

下向:そのへんの詳しいことは、造っている人に聞くのが一番!!久米仙酒造の社長で杜氏でもある比嘉さんに、電話で聞いてみましょうか。女子会ですけど(笑)

久米仙酒造の社長・比嘉さんが急遽電話で女子会に参加!

下向:もしもし比嘉社長! どうしてこの「鯨」は、炭酸割りにすると、こんなに甘みがでるんですか?

比嘉:そもそも、泡盛を作るのに使われている「黒麹」は、焼酎に使われている「白麹」に比べて甘みが出るのが特徴です。さらに、一般的な泡盛は常圧蒸留で作るんですけど、この「鯨」は減圧蒸留で作っているので、フルーティーで華やかな香りがするんですよね。炭酸で割るとより香りが立つので、甘さが増したように感じるのかもしれません。

冨永:甘いお米の香りですよね。口当たりはキリッとしていて、ちょっと日本酒っぽい気もします。

下向:そういえば!実は泡盛って、昔は王様しか飲めないものだったんですよ。なんせ、昔はお米が高かったですからね。だから、一般の人たちは芋を原料に、泡盛と同じ製法で蒸留したお酒を飲んでいたのだそう。その当時のお酒「イムゲー(芋酒)」が、3つの蔵元さんの手によって復活されたと、昨年話題になっていましたね!

西:すごい…沖縄出身の私よりずっと泡盛に詳しい…。

2品目:「薬味たっぷりのカツオカルパッチョ」

山口:じゃあ次のお料理、作りましょうか!

西:飲みながらつくってもいいですか〜?

山口:もちろん!

一同:飲みながらサイコー!

山口:2品目は「薬味たっぷりカツオの和風カルパッチョ」です!薬味は、ミョウガ・大葉・ネギ・焦がしニンニクの4種類を使いました。

下向:すごくヘルシーなメニューじゃないですか?

西:女子会にぴったりですね!

冨永:泡盛も、蒸留酒だからカロリーが低くてヘルシーですよね。

下向:そうそう、泡盛って糖質・プリン体もゼロなの!だから、女子にこそ飲んでほしいお酒!

下向:山口さん、泡盛に合う料理の基準ってあったりするんですか?

山口:う〜ん、泡盛って“たくさんの顔があるお酒”だなと思ってて。ビール・ワイン・日本酒とはまた違う形でいろんな飲み方を楽しめるから、特定の料理に合うっていうよりは……簡単に言うと何にでも合うんだよね。

冨永:たしかに。いろんな組み合わせを楽しめるっていうのがいいですよね。

「ブラック古酒35度」ハーフロックとのペアリング

下向:カルパッチョに合わせるお酒はこれ!「古酒(くーす)」って知ってますか?3年以上熟成させた泡盛のことなんですけど、普通は長く寝かせるために43〜44度の高いアルコール度数で熟成させるんですよ。でも、この久米仙の「ブラック古酒35度」は、アルコール度数が35度とかなりい低め。だから、お食事にも合わせやすいんです。

西:たしかに、35度の古酒は珍しいですね。古酒って食後にちびちび飲むっていうイメージだったから、料理に合わせて飲むのも新鮮!

下向:古酒はもともと、宮廷の料理の中でも食後酒として飲まれていたものだからね。でも食べ物と合うってことも、もっと知られて欲しいな。

冨永:グラスに口を近づけた時点で、古酒の甘い香りが漂って来ますね。

西:古酒はやっぱり香りが最高ですね〜。泡盛のアロマ作って欲しいな。

山口:いいですね〜。泡盛アロマ欲しい(笑)

下向:そしたらお酒が弱い人でも泡盛を楽しめるよね。

冨永:わあ、これ飲みやすい。アルコールっぽさも薄めですね。

下向:そうそう、泡盛に苦手意識がある人は、ぜひ古酒から入ってほしいです!甘くて角がなくて、すごく飲みやすいので。

3品目:「鶏肉のもろみ酢煮」

山口:3品目は、メインディッシュのお肉料理「鶏肉のもろみ酢煮」(※泡盛を使ったお料理)泡盛を作るときにでる「もろみ」を使ったお酢と泡盛を2対1で合わせて、鶏肉を煮込んでいきます。この「もろみ酢」、黒糖風味でとってもまろやかなんですよ。お肉にはあらかじめ、塩と泡盛で下味をつけてあります。あとは蓋をして焼くだけ!

西:えっ!焼くだけいいんですか!?簡単すぎる!!

山口:実はこのレシピは崎山酒造の女将さんから教えてもらったレシピなんですよ!

一同:それはスゴイーー。

下向:泡盛って、製造過程で蒸留するときに糖と酸が抜けるんだけど、その抜けたものが「もろみ酢」に入ってるんです。だからこうして泡盛ともろみ酢を合わせることで、お米が本来持っていた糖と酸が戻ってくるんですよね。

西:泡盛使った料理って、なかなか沖縄の家庭でも作らないんですよ。お父さんがお正月に作ってくれる、ラフテーくらいかな。

西:めちゃいい匂い。この風下にずっと立っていたいですね。

下向:この香りどっかで嗅いだことあるんだよな〜。あ、泡盛の工場で嗅いだんだ!蒸留してる過程や、もろみタンクの匂いにそっくり!

山口:はい!できましたよ〜!

下向・冨永・西:きたきた〜!いただきます!

下向:タレも美味しい!この甘辛の味は、もろみ酢じゃないと出せないと思うんだよね。

冨永:これを食べて思ったけど、泡盛を料理酒として使うのもいいですね!

山口:やっぱり泡盛だけだとアルコールっぽさが出ちゃうので、もろみ酢で糖を足してあげるのがポイントですね。

少しぬるめがポイント!?「鯨」のお湯割をペアリング

下向:この料理に合わせるのは、「鯨」のお湯割り!お湯と泡盛を3対2です。食事に合わせるから、お湯は熱々よりぬるめにしました。

冨永:あ、すごい!「レモンアワー」とは味わいが全然違う。

下向:泡盛って「クセが強い」と思ってる人いるけど、実際はそこまでじゃないんですよ。まずは一回飲んでみてほしい。サワーが飲めるんだったら、他の飲み方でも絶対飲めると思うから。

冨永:たしかに。焼酎も「強い」とか「匂いが独特」って理由で若い子に避けられがちだけど、それって飲み方次第で解決できることだと思うんですよね。

下向:ね!冷蔵庫でキンキンに冷やしたビールがおいしいように、泡盛や焼酎にも自分好みの「温度」とか「割り方」ってあるはずなんですよ!

冨永:自分のこだわりの飲み方を見つけていく過程もまた、楽しいですよね。

下向:そうそう、もはや科学実験。そうやってお酒の飲み方だったり、歴史だったり、料理との合わせ方だったり、一つのお酒を立体的に楽しめる女子っていいですよね。お酒を「嗜める」女子、増えてほしいな。

西:ただお酒が強いんじゃなくて、お酒を嗜めるってかっこいいですもんね。憧れる〜!

4品目:「デザートクラッカー」

山口:最後のお料理は、クラッカーにクリームチーズとハチミツ、胡椒をのせたシンプルな「デザートクラッカー」です。ワインのおつまみっぽいけど、デザートと泡盛もめちゃくちゃ合うんですよ!

ワイングラスで香りも楽しむ!「ブラック古酒35度」ストレートをペアリング

下向:ということで、これに合わせるのはさっき飲んだ「ブラック古酒35度」のストレート。ワイングラスに注いで香りも楽しみます。時間を置いたり手で温めたりすると、甘い香りがさらに際立ってくるんです!

それから、大事なのは「チェイサー」。古酒を飲んでからお水を飲むと、よけいに甘く感じるの。度数が高いから、ちょっとずつ舐める感じで飲んでみてください!

冨永:おいし〜い。スイーツに古酒って合うんですね!

西:お酒を飲んでるっていうより、調味料として合わせてる感じがしますね。泡盛とスイーツが合うっていうの、広まって欲しい!幸せすぎる!

泡盛×スイーツのペアリングは王様が楽しんでいた贅沢な組み合わせ!?

 

下向:昔の王様も、宮廷菓子と一緒に古酒を飲んでたらしいですよ。それも、100年や200年ものの古酒で!そういった長年熟成された古酒は、75年前の戦争でほとんどなくなってしまったけれど……。実は今でも県内のどこかに、150年〜200年ものが眠ってるって言われてるんです。

西:古酒探ししたいですね。化石発掘みたいで楽しそう。

山口:200年もののお酒って、すごいですよね。そんなの泡盛以外であるのかな?

下向:ここまで熟成できるお酒は、世界でも泡盛しかないって言われていますね。全麹仕込みで、蒸留も一回だけっていう製法が関係しているのかも。

山口:そうなんだ!

下向:あとは、泡盛独特の熟成方法「仕次ぎ」も、永続的に美味しく飲める秘訣。年に1回、決まった順番で、ちょっとずつ古いお酒を継ぎ足していくんです。だから、眠っている200年ものの古酒は、見つけても美味しくは飲めないと思うんですけどね。

西:残ってるってこと自体がロマンだよね。

冨永:ね。その時代の人たちのことを思いながら飲んでみたいな。

泡盛女子座談会を終えて

山口:私は、泡盛の飲み方のバリエーションに感動しました。やっぱりその分、合わせられる料理の幅やシチュエーションも広がるから楽しいですよね。なんならデザートに一番合うっていうのが、面白い発見でした!

富永:たった2種類の泡盛で、こんなにいろんな飲み方ができるのは驚きでした。お料理との合わせ方でバリエーションが広がるって、蒸留酒ならではですよね。こだわりの飲み方を研究しながら楽しむという価値観が広まったら嬉しいな。

西:美味しい食べ物と飲み物で満たされて、幸せだったなあ。古酒は食後酒のイメージだったので、お食事と一緒に合わせるのも楽しいとわかって、食べながら飲む「古酒」に出会えたのもよかったです。これからは自分でも再現してみたいですね!

下向:私たち今日4人でいろんな飲み方を楽しんだのに、お料理に使った分を合わせても、ボトルの3分の2くらいしか減ってないんですよ。金額でいうと、1,000円ちょっとしか飲んでない計算!めちゃくちゃコスパよくないですか?

このコスパの良さも、家飲みに泡盛が向いている理由の1つなんですよね。

料理との相性も抜群!色んな飲み方で泡盛を楽しんで!

たった2種類の泡盛で、色んな料理とのペアリングで盛り上がっていた第3回泡盛女子座談会。

いろいろなお料理に合うだけでなく、お財布に優しくカロリーも低い!そんな「泡盛」はまさに、家庭で楽しむのにぴったりのお酒です!

今回のペアリングを参考に、みなさんもぜひお家で「泡盛」を楽しんでみてくださいね。

<第3回泡盛女子座談会>IN東京
主催:下向依梨
共催:久米仙酒造 株式会社

撮影&ライター:森伽織

場所:PATIA神保町

 

今回の泡盛女子座談会で使ったお酒ともろみ酢は
こちらよりご購入いただけます。

久米仙 鯨 30度 720ml
https://kumesenshop.com/SHOP/kujira720.html

久米仙ブラック古酒 35度 720ml
https://kumesenshop.com/SHOP/35012.html

久米仙 もろみ酢 黒糖 720ml
https://kumesenshop.com/SHOP/100006.html