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いつも久米仙酒造をご愛顧いただき、ありがとうございます。
ただいま『泡盛ガチャ 石垣島編』のキャンペーン中ですが(詳しくはコチラ)
このキャンペーンにご協力いただいている石垣島の酒造所はどんな造り手なのか?
お酒の味わいや特徴などを取材しましたので、その内容を解説・紹介していきます!
今回の酒造所は『高嶺酒造所』
石垣島の酒造所は所在地が近くにあるのですが、
ただ1つ石垣島の北部にある酒造所です。
この酒造所は石垣島が誇る絶景スポットの1つ 「川平湾(かびらわん)」のほとりにある酒造所です。
この景色から徒歩3分ほどで訪れることができるのが『高嶺酒造所』
観光客をはじめ、ダイビングで石垣島を訪れたお客様もふらっと立ち寄れるロケーションで、
昔ながらの酒づくりでおもてなししている酒造所でした。
沖縄県内最高峰の山『於茂登岳(おもとだけ)』の超軟水をつかって酒づくり
石垣島には沖縄県内最高峰の『於茂登岳(おもとだけ)』という山があります。
そして、石垣島の酒造所は基本的にこの山で磨かれた軟水をつかって
酒づくりしているそうなのですが、高嶺酒造は中でも唯一、
北向きの水源から水を引いており超軟水でお酒をつくっている のが特徴、とのことでした。
『見せる工場』を意識して、酒づくりの全行程が見れる酒造所
高嶺酒造所は現在3代目 高嶺聡史 さんが社長として切り盛りしています。
昔ながらの手づくりを大切にしており、
その工程を観光でいらしたお客様が間近で見られるように、と工場内はガラス張りでした。
麹(こうじ)づくりから手作業で、ムラが出ないように真っ黒になるまで麹菌を育てるそうです。
八重山地方には独特のお酒の蒸留方法
「直火地釡(じかびじがま)蒸留」という伝統的な手法が残っています。
いま一般的になっている機械蒸留は、蒸気によってもろみを沸騰させるのですが、
「直火地釡 (じかびじがま)蒸留」はもろみを入れた釡に直接火をかけて蒸留します。
この時にお米が焦げついたりしないように発酵期間も長めに設定し、
しっかりともろみを溶かして火にかけるのだそうです。
高嶺酒造所を訪れると、建物の梁(はり)部分に貼られた紙の札が目をひきます。
これは居酒屋でできる「ボトルキープ」を酒造所でやっている、というちょっと変わったサービスの様子。
なんと40年以上も続いており、観光やダイビングで来たお客様が
「また来たときに引き取りにくるから」ということで預けるのだそうです。
他にも子どもが生まれた記念にボトルキープをして、数十年ぶりに引き取りにきたり、
子どもの頃に親が預けたと聞いて取りに来た、なんていう人もいるのだそう。
その数は今では7000件以上にものぼる、ということで実は管理が大変(^^;)とのことでした。
実際にダイビングで数年ぶりに石垣に来たお客様は、寝かせたボトルを引き取って、新しいお酒を預ける。
そして引き取ったボトルを仲間と楽しむ、という使い方をされるのだそうです。
旅先の楽しみとしてめちゃくちゃいいですよね。
酒づくりで観光客をもてなし、伝統の酒づくりを未来につなげる
石垣島でも屈指の絶景スポット 川平湾のほとりにある高嶺酒造所は、
訪れた観光客を海や空だけでなく「昔ながらのお酒づくり」でおもてなししている石垣島唯一の蔵、という感じでした。
隠し立てなく全行程を見られる工場や、
数年ぶりに石垣を訪れる楽しみが生まれるボトルキープサー ビス、
さらに於茂登岳の北向きの水源をつかった超軟水での酒づくりなど、
ちょっと他ではマネできないお酒と体験を楽しめる酒造所です。
これからも石垣島で伝統のつくりを守りつつ、様々な挑戦を考えているようでした。
これからも目が離せませんね。
高嶺酒造所のお酒はこんなお酒!
今回、高嶺酒造所には『於茂登』30度 720ml と3年古酒『おもと』43度 720ml さらに、
現地でしか手に入れることができないお酒、
15年熟成となる長期熟成古酒『おもと』を ご出品いただくことができました。
『於茂登』30度 720mlは、
泡盛らしい印象を残しながらすっきりとした香りと、爽やかな口当たりが特徴の一般酒です。
余韻に「直火地釡蒸留」ならではの良い意味での「焦げ」感が顔を出して、
香ばしいフレーバーが口の中に広がります。
アルコール度数も30度と、食事と合わせやすく普段飲みでロックでも、ストレートでも、水割りでも楽しめます。
古酒『おもと』43度 720mlは、
熟れた果実のような甘い香りが鼻をくすぐり、
口当たりはなめらかで刺激感はほぼありません。
古酒の熟成によって生まれたしっかりとした甘みに、
こちらも地釡蒸留ならではの「焦げ」のフレーバーを余韻で楽しめます。
ぜひとも食後に、軽いおつまみと合わせてストレートで楽しみたいお酒です。
こちらは酒造所の店頭に行った人しか手にできない長期熟成古酒『おもと』
現地で試飲させていただきましたが、地釡蒸留のお酒のイメージが変わりました。
(どっしり泡盛感かと思ったら、意外なほどすっきりとして飲みやすいのです)
まろやかな口当たりにしっかりとした甘み、古酒ならではの華やかな香りを楽しめるお酒です。
いかがでしょうか?
今回は石垣島唯一の北の蔵元『高嶺酒造所』のご紹介でした。
実際、この酒造所が石垣島で最初に取材させていただいたのですが、
とっても丁寧に優しくご対応いただきました。
石垣島の川平湾を訪れた際はぜひあなたも、高嶺酒造所に足を運んでみてください。
高嶺酒造所のお酒が手に入るかもしれない
『泡盛ガチャ 石垣島編』は
一般販売解禁からわずか2日にして残り100セットを切ってしまいました!
泡盛ガチャは、現地の適正価格で商品構成をしており、
少なくとも4本のお酒が入ってくる企画 です。
ぜひこの機会に石垣島の泡盛をお楽しみください。
高嶺酒造所のお酒が気になった方は...こちら