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酒造所ウラ話:67度アルコールに込められた『想いと技術』

2020年05月02日 15:39:00

いつも久米仙酒造をご愛顧いただき、ありがとうございます。

企画室のカイです。


ゴールデンウィークのはじまりですが、いかがお過ごしですか?

今回は、ちょっと趣向を変えて、久米仙酒造製造部の仕事ぶりをリポートしたいと思います。

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先日から順次発送している高濃度アルコールですが、78度と67度では、67度の方が圧倒的に努力と技術が詰め込まれているんです!


というのも…

消防法上、67.5度以上のアルコール度数は危険物扱いになり、400リットルまで(500ml瓶でたった800本分)しか貯蔵できません


そしてこれも酒造所にしかわからない話なのですが、お酒は瓶に移すときにアルコールの一部が蒸発してしまい、度数が下がってしまうんです。


なので、お酒を67度そのままで作ってしまうと、瓶に詰める段階で66度台に落ちてしまい「67度」として売り出せません。これをあらかじめ計算して67.3度でお酒を作り、瓶に詰める段階で67度にきちんと収まるよう作らなければいけないんです。


…ここが大変でした。

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つまり、67.5度以上のお酒は消防法上400リットルしか貯蔵できません。

そして、お酒を作る段階で67.3度以下になると、もう67度のお酒として売ることができません。


この「0.2度」の調整がめちゃくちゃ繊細で、技術と根気と熟練の知識が必要な領域だったそうです!


お客様に1日でも早くお届けできるよう、間違いが許されない状態での高濃度アルコール製造は、めちゃくちゃ神経を使ったそうです(一度の蒸留で15回以上アルコール度数を計測し、その度に蒸留や冷却器の調整を行なったそうです)。

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今や全国各地の酒造会社が高濃度アルコール製造をスタートしていますが、ほとんどが65~66度ですね。それもこういった消防法上の貯蔵制限がなく、技術的にもカンタンで管理しやすいからです。おそらく全国の酒造所で67度に挑戦している酒造メーカーは私達だけでしょう。


正直、ここまでこだわって67度を維持することで、消毒効果がどれくらい上がるかはわかりません(^^;)ただ、少しでも高い度数の高濃度アルコールを製造することで毒効果とともに「これなら大丈夫かも…」という安心も届けたい!


そんな想いで、現場は技術と熟練の知識を駆使してお酒を作っています。


「(78度に比べて消毒効果が弱そうだから)67度ならいいやと購入をためらう方もいらっしゃるかもしれません。ただ、今回製造部の技術者の人たちの話を聞き、この努力はそんな人にも絶対に知ってほしい、と思ってリポート記事を作ってみました。



製造技術者の技術力と経験の結晶

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