2018.4.12

知ればもっと美味しく飲める!泡盛の基礎知識「古酒(くーす)について」

近年では、カジュアルに楽しまれるようになった泡盛。カクテルのベースとして使ったり、水割り・お茶割りとして飲まれることも珍しくありません。
しかしながら、ストレートやロックでじっくりと味わうべき“年代物”の泡盛があるのも事実。今回は、熟成された泡盛「古酒」について紹介します。

熟成された泡盛「古酒(くーす)」とは?

・泡盛は熟成させることで旨味が増す

お酒には、できたてのフレッシュな状態が美味しいものと、長い年月をかけて熟成させることで価値が高まる2つのタイプがあります。泡盛は、できたての状態では味・香り共に荒々しく、年月が経つほどに旨さが増すお酒。そのため、ウイスキーのように年代物が高級品とされています。

・ある一定の条件を満たすことで「古酒(くーす)」という名前になる

長年熟成された泡盛は、「古酒(くーす)」という名前で呼ばれるようになります。古酒は希少価値が高く、高値で取引されることもしばしば。
通常の泡盛と比べて、口当たりも良く、香り豊かになことから、古酒は本格的な泡盛ファンやお酒好きの方々に好まれることが多いです。

古酒の定義

・熟成3年以上が古酒の定義

基本的には、「熟成3年以上の泡盛」が古酒の定義とされています。裏を返せば、古酒として売られていない通常の泡盛(一般酒)は、熟成3年未満の物ということです。
以前までの規定では、「熟成3年以上の泡盛」が全体の50%以上使われていれば古酒として表記可能だったため、古酒と一般酒の混合酒も市場に多く出回っていました。しかし、現在ではルールが大きく変化。「熟成3年以上の泡盛」が100%使用されているものに限り、古酒として明記していいというルールとなったのです。

・年数表記にもルールが

同じ古酒でも、熟成年数によってその味わいは大きく異なります。古酒は熟成年数が長いほど、高価とされているので、熟成年数をラベルに表記することでブランド力も強くなります。そのため、年数表記にもしっかりとした基準があるのです。
例えば、「古酒 熟成7年」と表記したい場合は、“内容量の全て”が7年以上熟成させた泡盛を使わなくてはなりません。もしも3年ものの古酒が少量でもブレンドされていれば、その古酒は「熟成3年」の表記しかできないのです。

最古の古酒は何年もの?

・沖縄には150年物の古酒が

第二次世界大戦前までは、200年を超えるような古酒が多数存在していたそうですが、地上戦の末その多くが失われてしまいました。そんな中、現在最も古い古酒として公表されているのは、識名酒造の150年物。
保存していた多くの古酒が破壊されてしまったものの、地中の奥深くに埋めていたものが、奇跡的にも戦火を逃れ発見されたのだとか。

・未来に古酒を残す!各酒造所が年代物の古酒の熟成を

大きな戦争によって、その多くが失われてしまった年代物の古酒ですが、現在沖縄では年代物の古酒を育てようと、多くの各酒造所が熟成を進めています。
100年、200年物の古酒を私たちが味わうことはできませんが、将来を生きる子孫の代に古酒を残そうという試みには、ロマンを感じますよね!

久米仙酒造が販売する古酒「久米仙ブラック古酒」

久米仙酒造が販売している古酒は、「久米仙ブラック古酒」。甘く芳醇な香りと、まろやかな口当たりは多くの泡盛ファンを虜にしています。
久米仙を代表するコク深い旨みと、どっしりとした香りは新酒では味わえない古酒ならではです。

・オススメの飲み方は?

「久米仙ブラック古酒」を飲む際は、まずストレートかロックで飲むことで、古酒本来の深い味わいを感じてみてください。古酒の深みを感じた後に、水割り・お酒割などお好みの飲み方を探してみると良いと思いますよ!

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